立ち仕事で足がむくむ原因は?むくまない予防が大切です。
2018.09.19
立ち仕事で足にむくみを感じる方は、非常に多いです。
今回はなぜ立ち仕事でむくみが発生するのか、その原因や予防法について書いていきます。
立ち仕事で足がむくんでつらい・・
立ち仕事をしたあと、必ず足がむくんでつらいという女性の方は非常に多いです。
仕事を頑張ってきた証!とケアを怠っていると下肢静脈瘤や腰痛の原因になってしまいます。
立ち仕事の足のむくみは、仕事の合間にむくまないように対策&仕事の後の足のケアがとても大切になります。
この記事では、立ち仕事で足がむくむ原因と仕事の合間に出来るむくみ対策について書いておきます。
立ち仕事で足がむくむ原因とは?
ではなぜ立ち仕事で足がむくむのでしょうか?
まず人間の体には血管が張り巡らされていて、血液が体内を循環して酸素や栄養を体のあらゆる部分に運んでいます。
さらに血液は老廃物や疲労物質を回収する効果があります。
足にある筋肉で特にふくらはぎの筋肉は、足の血液やリンパ液を送り出す効果がありポンプ作用があります。
しかし、立ちっぱなしの姿勢は足の筋肉を動かすことがなく、足に血液や水分が蓄積され、むくみが発生します。
また長時間立つということは、同じ姿勢を長時間していることで、筋肉に疲労も重なり足にむくみやだるさが起こります。
そしてこの足のだるさをより一層感じさせるのが「冷え」です。
体が冷えていると筋肉が緊張し、血液やリンパ液の流れを悪くしてしまい、むくみやだるさを感じます。
手のひらを膝裏、足首に当てたとき手の温かさが気持ち良いと感じれば、足が冷えている証拠なので、ぜひ目安にして下さいね。
立ち仕事でむくみが発生!チェック方法は?
本人はむくんでいないと思っていても、実は意外にむくんでいるということは多くあります。
・夕方になると靴がきつい
・仕事から帰ってきて靴下を脱ぐと跡がなかなか消えない
・足の内側を指で5秒以上押して離すと、しばらく押した後が消えない
これがむくんでいる証拠です。
仕事が終わり、帰宅したときに試してみて下さいね。
仕事の合間のむくみ対策方法
立ち仕事で足がむくまないためには、むくまないための対策を行うことが大切です。
ここから仕事の合間に出来るむくみ対策を紹介していきます。
隙間時間で出来るのでぜひ今日から実践してみましょう。
①かかとの上げ下げ
かかとを上げ下げをすると、足の凝り固まった筋肉が動かされるので、血液やリンパ液の循環を促進します。
かかとの上げ下げは、安定したテーブルに手を置いて、かかとをゆっくり上げたり下げたりするのを繰り返すだけです。
このときヒールのない靴や裸足で行うのがポイントです。
さらに、屈伸運動をするのも効果があります。
隙間時間にふくらはぎの筋肉を積極的に動かすことを心がけましょう。
②台座の使用
同じ位置に立ち続けるカウンター業務を行っている方は、台座を準備しましょう。
10センチ程度の台座を下に置き、数分ごとに片足を乗せる→逆の片足を載せるを来り返します。
足を動かすので、血液やリンパ液の循環が促進され、むくみの防止や解消になります。
この台座の使用は洗い物をするときにも活用でき、腰痛持ちの方は腰痛予防にも効果があると言われているので、ぜひ実践してみて下さいね。
③食生活に気を付ける
普段から冷たいものを好む方は、体が冷えてしまうので常温や温かいものを飲むことを心がけましょう。
さらに味の濃いものは水分を必要以上にとるため、水分過多となりやすくむくみを引き起こします。
タバコは血管を収縮させる作用があるので、血流が滞る原因になります。禁煙を心がけましょう。タバコは百害あって一利なしです。
④冷えから守る
足のむくみを促進させるのは「冷え」と書きましたが、冷えは血行を悪く、血液やリンパ液を停滞させます。
よく会社でブランケットは掛けているけど、足元はサンダルというスタイルで仕事をしている方がいますが、これでは足先から冷えが起こってしまいます。
夏でもストッキングや靴下をしっかり履き、きつく締め付けるズボンや下着は血流を妨げる原因になるのでゆとりのある服を選びましょう。
⑤入浴
入浴すると体が温まり、血管が拡張するので血行促進効果があります。
また凝り固まった筋肉をほぐして、疲労物質を流れやすくします。
さらにお湯の水圧で足に蓄積されたリンパ液や血液を押し戻す効果があり、循環を促進させます。
入浴するとストレス解消にもなるので、一日の終わりにシャワーではなくぜひ入浴をしてみて下さいね。
⑥着圧ソックスの使用
ドラッグストアでは、着圧ソックスが販売されていてオフィスファッションでも合うものもたくさんあります。
着圧ソックスは足を適度に圧迫し血液やリンパ液の流れをサポートしてくれます。
足のむくみを放置すると起こること
最後に足のむくみを放置すると発生することを書いておきます。
たかがむくみと思っていると、痛い目を見ることになります。
①肩こりや腰痛・免疫力の低下
足の血液やリンパ液が滞ると、老廃物や疲労物質が流れないのでむくみだけではなく、全身に悪影響があります。
肩こりや腰痛、さらに免疫力が低下して病気にかかりやすくなります。
②生理不順、不妊症につながる可能性がある
むくみとは少し違うかもしれませんが、冷えによりむくみやだるさが助長されると書きましたが、この冷え自体が生理不順や、場合によっては不妊症の原因となります。
冷えは、むくみだけでなく女性の大切な機能にも悪影響を与えかねないものなのです。
③下肢静脈瘤へ移行
足がむくむ頻度が段々多くなり、ひどくなる、さらには皮膚トラブルが起こる場合下肢静脈瘤の可能性があります。
下肢静脈瘤は、足の静脈に瘤が出来、血液が滞るもので女性や高齢者によく見られます。
まとめ
いかがでしたか?今回は立ち仕事でなぜむくむのかについて見てきました。
立ち仕事でむくみを発生させないためには、隙間時間に定期的にふくらはぎの筋肉を動かすことが大切です。
上に書いたエクササイズは今すぐ簡単に出来るものなので、実践してみて下さいね。
足のむくみはケアしなければ、腰痛や肩こりの原因にもなります。
ぜひ予防に力を入れてみましょう。