うっ滞性皮膚炎の原因や治療方法とは?日頃の予防が大切です!

2018.08.02

女性

うっ滞性皮膚炎と言う病気はあまり聞きなれませんが、女性の大敵な皮膚の病気です。

今回はこのうっ滞性皮膚炎の症状や治療法などについて詳しく書いていきます。

是非参考にして下さいね。

うっ滞性皮膚炎とは?

疑問
鬱滞滞性皮膚炎(うったいせいひふえん)とは、下肢静脈瘤など下肢の静脈に血液が溜まる=うっ滞してしまい血行障害を起こし膝から下3分の1に発症する「皮膚の病気」のことを言います。

血液がうっ滞をすると、皮膚に必要な栄養素や酸素が行き渡らなくなり、皮膚が再生出来ず皮膚炎が発生します。

最初は、痒みを伴う発疹から始まり、そのまま放置するといつまで経っても湿疹は収まらず、色素沈着を起こしてしまいます。

さらにこの湿疹や痒み、色素沈着により皮膚が硬化していきます。

この状態を放置すると皮膚が破れ潰瘍が出来、その潰瘍から細菌感染してしまう可能性があります。

命に関わる病気ではありませんが、放置すればするほど、痛みを伴ない、日常生活に支障をきたすようになります。

うっ滞性皮膚炎は治っては発症を繰り返す慢性な皮膚炎で、見た目がコンプレックスになっている方も非常に多いです。

中高年の女性に発症しやすいと言われています。

うっ滞性皮膚炎皮膚炎の原因は?

立ち仕事
ここではうっ滞性皮膚炎の原因をみていきます。

①生まれつきの体質

生まれつき、静脈の弁が弱い体質の方は、下肢静脈瘤などの病気になりやすく同時にうっ滞性皮膚炎のリスクも高まります。

この弁が生まれつき弱い体質は遺伝と考えられています。

②長時間の立ち仕事

長時間立ち仕事をすると、重力によって血液は下に溜まり、うっ滞を起こしやすくなります。

さらに立つだけでなく長時間同じ姿勢をとることもうっ滞を引き起こす原因になります。

③加齢

人は年齢を重ねると、体はもちろんのこと血管も老化していきます。

血管が老化するとポンプ機能も低下してうっ滞を引き起こしやすくなることが分かっています。

④肥満

肥満体質の方は味が濃いもの、塩分が高い食べ物を摂取する傾向にあり、これらが血液をドロドロにしてうっ滞を起こしやすくしています。

塩分には水分を溜め込む性質があるので、うまく排出できず体内に蓄積されてしまいます。

⑤妊娠

妊娠をきっかけにうっ滞性皮膚炎が発症する方は意外に多く、これは大きくなったことにより静脈が圧迫され、血液がうっ滞しやすくなるためです。

下肢静脈瘤のところに妊娠中に起こりやすいメカニズムが記載してあります。

うっ滞皮膚炎が起こるメカニズムと一緒なので是非読んでみて下さい。

⑥病気

自己免疫疾患やリンパ浮腫、真菌感染、糖尿病を患っている場合、血行障害が起こる可能性が高く、同時にうっ滞性皮膚炎も併発しやすい傾向にあります。

うっ滞性皮膚炎の検査&診断

検査

うっ滞性皮膚炎は

「膝から下3分の1に静脈瘤やむくみ出ており、さらに治りにくい皮膚炎が出来ている、皮膚科の治療だけでは困難という場合であれば、診察のみで診断ができます。

むくみの原因が分からず、足に静脈瘤が出来ていない場合は他に疑われる心臓病や腎臓病を検査します。

検査結果に異常がない場合、ドップラー血流計や超音波(エコー)で血流不全を確認していきます。

また皮膚炎が悪化しているときは、接触皮膚炎の可能性があるのでパッチテストを行うこともあります。

うっ滞性皮膚炎の症状は?

足
うっ滞性皮膚炎になるまでに、実は様々な症状が出ていて、この症状に気づくことが大切になります。

まず、初期症状は「膝下のむくみ」です。しかし、この初期段階のむくみは、翌日には治っているので、症状に気がつかず、足が疲れているなくらいにしか思わない方もたくさんいます。

この初期の段階でケアできれば、うっ滞性皮膚炎になることはありませんが、放置していまうと何回もむくみを繰り返すようになり、むくみの度合いも強く、そして治りにくくなります。

さらに褐色の色素沈着が見えることもあります。

これをまた放置してしまうと、今度は強いかゆみを伴ったり、湿疹が出来る場合があり、無意識のうちに掻いてしまうのでその部分がかさぶたになる、跡が残っていきます。

この痒くて掻く→出血や湿疹が出来るを繰り返しどんどん悪化していくと、皮膚に穴が開き潰瘍が発生し痛みを伴ったり、最悪の場合傷口から細菌感染する可能性があります。

うっ滞性皮膚炎はステロイドを塗っても治りにくく、繰り返し発生しやすいという特徴があり、原因になっている下肢静脈瘤などの疾患の治療も検討しましょう。

うっ滞性皮膚炎の治療方法は?

手術室
ここではうっ滞性皮膚炎の知治療方法について見ていきます。

①血行障害の治療

うっ滞性皮膚炎は、その原因となっている下肢静脈瘤などの疾患を治療をしなければ繰り返し発生する可能性が高まります。

そのため、血液のうっ滞を改善するための治療が行われます。下肢静脈瘤の治療方法はこちらの記事を参考にして下さいね。

よく使用されるのが「弾性ストッキング」です。締め付け効果のあるストッキングを着用し、溜まっている血液を押し出すことで、うっ滞を解消します。

②皮膚の炎症に対する治療

湿疹や色素沈着、痒みなどにはステロイドの軟膏を使用して、皮膚トラブルを改善していきます。

もちろんこの治療方法は先ほど書いた、血行障害の治療と同時進行で行われます。

ステロイドは強い薬なので、必ず医師の指示に従って使用しましょう。

③手術

潰瘍が発生している最も酷い状態のうっ滞性皮膚炎を発症している場合、正常な血流にするため、硬化療法、結紮療法、静脈抜去術など外科的治療が行わています。

手術内容についてはこちらに記載してあります。

手術する際には入念な検査と十分な説明のもと行われるので、安心して下さいね。

うっ滞性皮膚炎は予防が大事

女性
うっ滞性皮膚炎は予防大切になります。

  • 長時間の立ち仕事や長時間同じ姿勢でいない
  • こまめにふくらはぎを動かす、立って伸びなど軽いストレッチをする
  • 弾性ストッキングを履く
  • 足を高くして休む

このようなことに注意することが大切です。

うっ滞性皮膚炎の予防方法は、下肢静脈瘤の予防方法と同じなので、詳しくはこちらの記事を参考にして下さいね。

また強いむくみを感じたり、むくみがなかなか取れないという場合は、病院を受診して検査をしてもらいましょう。

うっ滞性皮膚炎!まとめ

今回はうっ滞性皮膚炎の原因や治療法について書いてきました。

最初はすぐ治るむくみでも放置すれば、最終的に潰瘍になってしまいます。

むくみを感じた時点で、自分で対策を行ってみたり、病院を受診して検査をしてもらいましょう。