足のむくみで病院受診?むくみ外来とは?治療法や費用を知っておこう

2018.05.28

足を触る女性

たかが足のむくみで病院受診なんて・・・と思っている方も多いと思います。

しかし、なかなか治らない足のむくみは病気の可能性もあります。

今回は足のむくみを感じたらどこの科を受診したらいいのか、検査や治療法は何かについて書いていきます。

足のむくみで病院受診する?

足のアップ
足のむくみは浮腫と呼ばれ、多くは血管の静脈に問題が起こっていることが多いです。

足のむくみで病院を受診する方はなかなか少ないと思いますが

  • リンパ浮腫
  • 下肢静脈瘤
  • エコノミークラス症候群

などの病気を患っている可能性もあります。

もちろんそれ以外にも腎臓や肝臓、心臓の病気や、生活習慣や運動不足でも足のむくみは起こり、自分で原因を特定するのは困難です。

足のむくみの原因や考えられる病気はこちらの記事を参考にして下さいね。
そのむくみ、もしかしたら病気が隠れているかも・・・むくみを伴う病気とは

では足のむくみで病院を受診するときは何科を受診したらいいのでしょうか?

実は今「むくみ外来」というのがあるのを知っていますか?

病院によっては「下肢むくみ外来」というところもあり、循環器内科や内科の一部になっている場合が多いです。

むくみ外来なら、足がなぜむくむのか、なにか原因になっている疾患がないかなど、足のむくみや体のむくみを総合的に判断してくれます。

むくみ外来を担当している医師は、形成外科や血管外科の医師なので安心です。

むくみ外来は決められた病院で、決められた時間で「完全予約制」のところが多いので注意しましょう。

むくみ外来ではどんな検査をするのか

医者がビックリマーク

足のむくみの検査はどのように行われるのでしょうか?

1.診察予約

まず電話でむくみ外来に足のむくみが気になることを伝え、予約を入れましょう。

2.初診(1回目)

初診では、足のむくみの計測や、これまでの自分の病歴や手術歴などの確認を行います。
自分のむくみの状態をしっかり伝えられるようにしておきましょう。

3.2回目

足のむくみの状態を再度確認したり、血液検査やエコー、レントゲンなどを使用して動脈を確認したり、リンパ浮腫が疑われる場合は、リンパに造影剤を入れるなど特殊な検査をして診断をします。

検査の結果どのような治療をするか決定します。

もしこのとき手術が必要と判断されたら、さらに詳しい検査(MRIやCT)を行います。

4.定期的に通う

外来で月に1回、半年に1回、1年に1回などその人の足のむくみの程度に合わせて受診し、適切な処置を受けます。

以上が検査になります。

足のむくみでも何か違う病気が疑われる場合、その検査を行ったり、その病気専門の病院を紹介するといったこともあります。

治療法は?

医者
では足のむくみの治療はどのようなことをするのでしょうか?
ここでは治療法を書いていきます。

①リンパドレナージ

リンパドレナージとは、マッサージのことですが皆さんがイメージしている「美容目的」のマッサージとは違い「治療目的」で行われるマッサージのことを言います。

むくみが発生している足や腕を、優しくもみほぐし、足の血流や溜まっている水分の流れを良くし足のむくみを解消していきます。

美容目的のマッサージは強くもみほぐしますが、リンパドレナージは優しくもみほぐします。

②圧迫療法

圧迫療法とは、むくんでいる足に弾性包帯や弾性サポーターを着用して、むくんでいる部分に圧力をかける方法です。
圧力をかけることで、余分な水分が足に溜まるのを防ぎます。

むくみの程度によって力加減や、圧迫方法が異なるのと、力加減を間違うと血液の流れが滞ってしまうので、医師や専門医の指導をしっかり受ける必要があります。
足のむくみの場合、弾性ストッキングを使用しますが、足のむくみがひどい場合弾性包帯を使用します。

③運動療法

運動は足の筋肉を動かすので、水分や血液の流れを改善する効果があります。

運動は

  • ウォーキング
  • 自転車漕ぎ体操
  • 水泳

などが挙げられます。

またこのときに、先ほど紹介した弾性ストッキングや弾性サポーター、弾性包帯を付けたままゆっくりと運動を行うと、水分の流れが改善され、より効果的にむくみを改善することが出来ます。

運動療法のポイントは、とにかくゆっくり行うことです
過度な運動は足のむくみを悪化させるので、医師や専門医の指導を受け、適切な方法で行うことが大切です。

④手術療法

足のむくみがひどい場合は、局所麻酔や小さく切開をして、水分の流れを改善する手術療法を行うことがあります。
術後の痛みも少なく、むくみの緩和も期待でき、体の負担も少ないので安心です。

手術療法と一緒に上記で書いたリンパドレナージや圧迫療法を使用するところもありますが、併用して治療してくれる病院は少ないのが現状です。

⑤原因となる疾患の治療

腎臓病や肝臓病、心臓病やがんでも足のむくみは起こります。このようなむくみの場合、その根本となる疾患の治療が優先となります。
足のむくみはその過程で医師と相談しながら治療していくことになります。

気になる費用は?

足のむくみで病院を受診した場合、費用は

「保険適応」になり「3割負担」になります。

しかし、リンパの造影剤の検査は全額自己負担になるところが多いようです。
手術やそのほかの通院はすべて3割になるので、費用が高額なものにはならないので、安心して受診して下さい。

しかし、サポーターや圧迫させる衣類の購入もあるので、随時病院に確認しましょう。

日常生活でもむくみ改善・予防を心がけて

男性医師首から下

足のむくみ外来で、原因を特定でき、定期的な外来フォローを受けることになったら、日頃の生活習慣から、新たに足のむくみを発生させないように「予防」することが大切です。

  • 体重が増加しないようにする
  • 減塩を心がけてバランスの良い栄養のある食事にする
  • アルコールは適量に抑える
  • 足を高くして寝る
  • 長時間同じ姿勢は避ける
  • きつい下着や靴下は着用しない
  • 皮膚は清潔に保ち、保湿する
  • 軽めの運動をする
  • 十分な休息をとる

このように自分でもできることを取り入れて行くことが大切です。

まとめ

今回は足のむくみで病院を受診する際の、検査方法や治療法について見てきました。

自分では原因のわからない足のむくみでも、むくみ外来なら検査から診断までしっかり行ってくれ、フォローもしてくれます。

医師の指導をしっかり聞き、正しい方法でむくみを改善していきましょう。
また日頃の生活習慣を見直して、足のむくみを予防していくことが大切です。