リンパの流れを良くしてむくみ解消!リンパマッサージとは

2018.06.03

リンパマッサージする女性

リンパは、老廃物異物の除去、免疫機能において重要な働きをしており、流れが悪くなることでむくみなどの症状を引き起こします。

リンパマッサージによりリンパの流れをよくして、むくみを解消しましょう。

リンパ系について

指を指す男性医師
まずはリンパとはなんなのか。

リンパとは?

心臓から送り出された血液は動脈を通り、各組織の毛細血管へ流れ、細胞に酸素栄養素を供給します。

血管内から染み出した組織間液は、そのあと二酸化炭素や老廃物を回収して約9割が静脈へ、約1割がリンパ管にリンパ液として吸収されます。

リンパ液は、ゆっくりとした速度でリンパ管をめぐって最終的には静脈角から静脈に流れ込みます。

リンパ管の途中にはリンパ節があり、老廃物や異物(細菌、ウィルス、がん細胞など)をろ過し排出する働きや、細菌やウィルスを退治し、全身に回らないようにする関所のような働きをしています。

また、リンパ節を通るたびにリンパ液中のリンパ球が増加し、異物を攻撃して、私たちの健康を維持しています。

リンパ節の位置

リンパ節は、全身に600~700ヶ所もあると言われています。

主なリンパ節の位置は以下の通りです。

主なリンパ節の位置や、リンパの流れる方向を把握しておくことで、マッサージがやりやすくなります。

  • 鎖骨にある鎖骨リンパ節
  • 脇の下にある腋窩リンパ節
  • 腹部にある腹部リンパ節
  • 足の付け根にあるそけいリンパ節
  • ひざ裏にある膝窩リンパ節
  • アゴの下にある顎下リンパ節
  • 耳の前にある耳下腺リンパ節
  • 肘にある肘リンパ節

リンパの流れが悪くなることで生じる症状とは?

セルフマッサージ
夕方になると足がパンパンにむくむ冷えるという方は、リンパの流れが滞っている可能性があります。

リンパの流れが悪くなる要因とは

むくみは、血管内から染み出る組織間液の量が多い場合や、静脈やリンパ管への組織間液の吸収が少なくなることで生じます。

そのため、長時間同じ姿勢でいたり、皮膚を圧迫するなどしてリンパの流れが悪くなると、老廃物やリンパ液が組織間に停滞し、むくみが起こりやすくなります。

また、長時間のデスクワークなどで座った姿勢でいると、リンパ節を圧迫し、リンパ液の流れが滞ることもあります。

老廃物や余分なリンパ液がたまることによる症状

老廃物や余分なリンパ液がたまると、むくみだけではなく、熱が伝わりにくくなるため冷えを感じたり、末梢神経が圧迫を受けて、しびれピリピリした痛みが生じることがあります。

また、むくみが続くと、セルライトの形成にもつながります。

リンパマッサージの方法とは

マッサージ
リンパの流れが滞り、老廃物や余分なリンパ液が皮膚の下に滞留することでむくみなどの症状があらわれます。

マッサージによりリンパの流れを改善して、むくみを予防・解消しましょう。

マッサージは、リンパの流れに沿ってゆっくりと行うことが大切です。

また、皮膚のすぐ下にあるリンパ管を刺激する場合、力を入れて揉む必要はなく、手で皮膚をさすり、リンパ液を移動させるイメージで行います。

はじめに

リンパは、最終的に首の付け根のあたりから静脈に合流します。

末端の流れをよくする前に、まずは出口の鎖骨周辺の流れをよくしましょう。

鎖骨周りが動くように肩を大きくゆっくり回してください。

下半身のマッサージ

下半身のリンパはそけいリンパ節から腹部リンパ節に流れるため、腹部リンパ節、そけいリンパ節の流れをよくした後に、足のマッサージを行います。

マッサージは、リンパの流れに沿って行い(足首側から付け根方向に向けて)、リンパ節に流すイメージで行ってください。

  1. 腹式呼吸により腹部リンパ節の流れを良くしましょう。
  2. 足の付け根にあるそけいリンパ節を刺激します。足の付け根を内ももから外に向かってマッサージしてください
  3. もも→膝の裏→ふくらはぎの順にマッサージします。
  4. 最後に足首から足の付け根に向けてゆっくりと流してください。

腕のマッサージ

腕のリンパは腋窩リンパ節に流れ込むため、まず脇の下のマッサージを行います。

両手を組んで天井に向かって伸ばし、一気におろすを繰り返すことでも脇の下のリンパの流れが良くなります。

その後、手首から脇に向けてリンパを流すイメージで、手でゆっくりとさすりマッサージを行ってください。

顔のマッサージ

顔のリンパは、耳下腺を通って、首から鎖骨へと流れていきます。

そのため、鎖骨から始めて、首、耳の下、顔の順に流していきます。

  1. 左右両方の鎖骨のくぼみをマッサージし、出口である鎖骨リンパ節の流れをよくします。
  2. 首の横をマッサージし、リンパを流します。
  3. 耳の下にあるリンパ節を刺激します。耳の下の部分を軽くつまんで10秒ほど優しく揺らしてください。
  4. フェイスラインをマッサージし、顎下リンパ節の流れをよくしてください。顎の下から耳の後ろに向かってリンパを流します。
  5. 頬やほうれい線部分、目元など気になる部分をマッサージしてください。
    この際、顔の中心部からこめかみ方向に向かってリンパを流すイメージでマッサージを行ってください。

マッサージを行う際の注意点

マッサージを行う際は、リンパ液の出口が滞っていると末梢の流れを良くしても行き詰まるため、先に鎖骨周囲をほぐしてから、むくみを解消したい部分の主要なリンパ節、最後に末端へと進めていきましょう。

リンパを流す際には、痛いと感じるほどの力は必要ないため、手でゆっくりと優しくさすりマッサージしましょう。

この時、リンパ液の流れと逆行しないように注意してください。

まとめ

リンパは、老廃物の回収や免疫に重要な働きをしており、流れが滞ると老廃物やリンパ液が皮膚の下にたまってむくみを引き起こします。

リンパマッサージにより、リンパのスムーズな流れを促し、むくみや体調不良を改善しましょう。