下肢静脈瘤の手術費用はどのくらい?治療法も含めて解説します

2018.07.26

手術

下肢静脈瘤は保険適用で治療が可能ですが、ある程度の金額を知っておきたいと言う方は多いと思います。

今回は下肢静脈瘤の治療内容や手術費用について詳しく書いていきます。

下肢静脈瘤の治療方法を確認

医者 説明
まずは費用に入る前に下肢静脈瘤ではどのような治療方法があるのか見ていきましょう。

下肢静脈瘤の原因や症状についてはこちらの記事を参考にして下さいね。

①保存的治療

まず、投薬も手術もしないことを保存的治療といい、下肢静脈瘤を改善するために生活習慣に気を付けたり、弾性ストッキングを着用したりします。

特に弾性ストッキングは、足を締め付けて外側から力を加えることで、足に溜まっている血液を押し出し、ポンプ作用をサポートする効果があります。

弾性ストッキングは、正しい着用方法で履かないと意味がないので、医師や専門のスタッフの指示をしっかり聞きましょう。

ドラッグストアでも購入できますが、医療用の方が締め付けも強く効果を実感できます。

生活習慣では

  • 同じ体勢で仕事はしない
  • 休息、就寝時は足を高く上げる
  • 毎日歩いて筋力をつける
  • 隙間時間を見つけてつま先を上げ下げする

など、隙間時間を見つけて行います。

この保存的治療は下肢静脈瘤の根本的治療にはならず、再発する可能性も高いのが難点です。

しかし、初期の方はこの保存的治療で十分なことも多いです。

②硬化療法

硬化療法とは、静脈瘤に薬剤を注射して血管を固めるものです。

薬剤によって硬くなった静脈は、半年ほどで体内に吸収され、治療も外来で10分程度で完了してしまいます。

この硬化療法も初期の下肢静脈瘤に効果を発揮し、進行した下肢静脈瘤には効果があまり期待出来ません。

近年は硬化剤と空気を攪拌させる「フォーム硬化療法」が主流になり、下肢静脈瘤の治療ができる範囲が広くなっています。

③血管内治療(レーザー、高周波)

血管内治療とは、レーザーや高周波を使って静脈を焼いて塞ぐ治療法です。

カテーテルを静脈の中に入れて焼き、その後は半年ほどで体内に吸収されていきます。

高周波もレーザーも日帰りで受けることが可能で、術後の痛みも少なく、皮下出血も少ないと言うメリットを持っています。

④外科的治療

外科的治療とは、手術のことを言い

  • 高位結紮術
  • ストリッピング手術

の2種類が選択されます。

高位結紮術は、足の付け根の部分の血管を縛り、血液の逆流を食い止めるものですが、今はほとんど行われていません。

ストリッピング手術は、足の付け根と膝の内側の2ヶ所を切開し、細いワイヤーを使用して静脈を抜き取る方法です。

以前は入院する必要がありましたが、今では日帰りで手術を行うことが出来ます。

手術なので痛みや出血のリスクがあるとされています。

下肢静脈瘤の手術費用は?

医療費
では本題の気になる手術費用を見ていきましょう。費用は以下のようになっています。

治療法 費用
保存的治療 3,000円~6,000円
硬化治療 5,000円~7,000円
血管内治療 48,000円~55,000円
外科的治療 高位結紮術:15,000円~20,000円
ストリッピング術:40,000円~50,000円

以上が保存治療や手術費用の大まかな金額になります。(※あくまで目安です)

下肢静脈瘤の治療は基本的には保険診療になるので、3割負担で治療を受けることができ、膨大な費用はかかりません。

しかし、病院によっては最新のレーザー治療を受けられたり、レーザーと硬化治療を合わせたレーザー治療硬化療法と言うものがあります。

これを受けた場合は自由診療になる可能性があり、高くて30万円近くかかることもあります。

またこれはあくまでも治療にかかる金額でこの他に初診料や、術前検査費用も入るので注意して下さいね。

下肢静脈瘤で使用するストッキングの費用も確認

生命保険
ちなみに弾性ストッキングを使用する場合、その費用もかかるので覚えておきましょう。

幅がありますが、弾性ストッキングで4,000円~20,000円ほどかかります。

これはどの弾性ストッキングを選ぶかによって変わります。

また手術時用の弾性ストッキングもあり、こちらは3,500~5,200円かかります。

どれが自分に合うかは専門のスタッフや医師に相談してから購入しましょう。

生命保険で請求できる?

生命保険に加入をしている方は、下肢静脈瘤で手術を受けると保険金を請求することが出来る場合があります。

では手術ではなくレーザー治療を受けた場合はどのようになるのでしょうか?

今では下肢静脈瘤でレーザー治療を受けた方でも、手術給付金が請求できる保険会社が増えてきています。

自分の入っている生命保険は治療を受ける前にしっかり確認しておきましょう。

まとめ

今回は下肢静脈瘤の手術費用や、治療内容について見てきました。

ほとんどが保険診療で受けられるので、高額な費用を請求されることはありませんが、保険適用外になる可能性もあります。

是非手術を受ける前に、しっかり確認することが大切です。