足のしびれは血管が原因のことも!?痺れに潜む病気とは

2018.06.05

足

なんとなく足がしびれている気がする…といった症状をお持ちの方はいませんか?

その足の痺れには、治療が必要な病気が潜んでいる可能性があります。

それでは、どのような病気が考えられるのでしょうか?

しびれの種類とは?

タイプ

    しびれの症状にも種類があります。では、どのようなものがあるのでしょうか。

  • 感覚の低下
  • 痛み、物に触れたときの温度、触った感覚の低下がみられます。

  • 運動麻痺
  • 力が入らないような感覚となり、身体を動かすのが難しくなります。

  • 知覚異常
  • 安静にしていても足がしびれた感じやチクチクする感覚が出ます。

しびれの原因とは?

肩こり

  • 血行の悪化
  • 正座やひどい肩こりなどで血流が悪くなると、しびれが発現することがあります。

  • 神経の圧迫
  • 神経の通っている管が細くなったり、背中の骨が変形して神経が圧迫されるとしびれが生じることがあります。

  • そのほかの病気
  • 脳に異常がある場合や、動脈硬化、糖尿病、帯状疱疹の後遺症などの病気によってもしびれが発現します。

足の痺れから考えられる主な病気とは

病院

脊柱管狭窄症

脊柱管の中には神経の束が通っていますが、背骨が変形したり、背骨をつなぐ靭帯が厚くなったりすることで脊柱管が狭くなり発症します。

狭窄により、神経が圧迫を受け、神経への血流が低下することでしびれや痛みが生じます。

症状としては、長い距離を続けて歩くことが困難となるため、歩行と休息を繰り返す間歇性跛行が特徴となります。

主に、動作時に太ももや膝から下にしびれや痛みが出ることが多く、進行すると下肢の力が低下したり、排尿障害が出ることもあります。

椎間板ヘルニア

背骨のクッションである椎間板が、本来ある位置から外に飛び出してしまうことで、神経を圧迫し、痛みや足のしびれが発現します。

痛みやぎっくり腰のような症状が発現し、数日後に、片方の脚へと放散する激しい痛みやしびれが生じます。

しびれや痛みは2〜3週間でピークを越え、徐々に薄らいでいくことが多いといわれています。

排尿や排便障害がみられることもあります。

閉塞性動脈硬化症

動脈硬化によって足への血流が悪くなり、十分な酸素や栄養分が神経に届かなくなることで、足のしびれや痛みを感じます。

間歇性跛行が典型的な症状となり、動作時、特にふくらはぎに、疲れやだるさ、痛み、こむら返りなどの症状が起こり、続けて歩行することが困難になります。

また、足が冷たく感じる、しびれをともなうこともあります。

生活習慣病や喫煙により発症しやすく、重症化すると、血液不足が深刻になり、足の切断にいたることもあります

糖尿病性神経症

血糖が高い状態が続くことにより、神経細胞中にソルビトールという物質が蓄積され、神経が障害されます。

また、高血糖により、末端の細い血管の血流が悪くなり、神経に十分な酸素や栄養分が行きわたらなくなることによっても神経障害が生じ、しびれなどの症状が発現します。

神経障害は、腎症、網膜症と並ぶ糖尿病の3大合併症のひとつです。

感覚神経や運動神経が障害されると、始めは靴下や手袋で覆われる部分の痛みやしびれ、足の裏に薄紙が貼りついたように感じる感覚の鈍麻が発現します。

進行すると、痛みやしびれ、鈍麻が身体の中心に向かって広がっていきます。

また、自律神経の障害により、下痢や便秘を繰り返す、立ちくらみ、発汗異常、排尿障害、勃起障害の症状が出る場合があります。

重症化すると、壊疽が生じ、足の切断にいたることもあります。

帯状疱疹の後遺症

帯状疱疹は、体内に潜伏していた水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより発症します。

帯状に現れた水ぶくれは1〜2週間ほどで治りますが、ウィルスにより神経細胞が傷つけられることによって神経痛が残ることがあります。

帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹の合併症としてはもっとも頻度が高い疾患です。

持続的で焼けるような痛みや断続的で繰り返し刺すような痛みやしびれが生じることが多いといわれています。

脳疾患

脳梗塞や脳出血は、前触れとして手足にしびれが出ることがあります。

急にしびれを感じた場合は、特に注意が必要となりますので、その場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

また、突然片方の手足にしびれが起こった場合には要注意です。

しびれの他にも、視野が半分欠けている、ろれつが回らない、反応が遅くなった、手に力が入らないなどの症状がみられる場合があります。

また、脳梗塞や脳出血の後遺症としても半身のしびれが残ることあります。

脳腫瘍でもしびれが生じることがあり、腫瘍によって神経が圧迫されることで症状が発現します。

足のしびれ!まとめ

しびれと一言でいっても、感じる感覚や原因は様々です。

放置されがちなしびれですが、中には病気が原因となっていることもあり、迅速な治療が必要なものや、重症化すると日常生活に多大な影響を及ぼすものまであります。

しびれが強い場合や続く場合、その他気になる症状がある場合などには医療機関を受診しましょう。