下肢静脈瘤を治す・予防する効果的なマッサージ方法

2018.05.17

下肢静脈瘤は足の血管に血液が溜たまってしまいむくみや痛みなどが出てしまう病気です。

場合によっては治療のために外科での手術やレーザー治療が必要になる病気ですが、適切なマッサージにより下肢静脈瘤を改善したり予防したりすることができます。

ここではそのマッサージの効果や方法などについて説明していきます。

①マッサージが下肢静脈瘤に良い理由

指を指す女医
マッサージは下肢静脈瘤に良いとされています。

その理由を知ることでより良いマッサージができます。

下肢静脈瘤の予防原理

下肢静脈瘤は足に血液がたまる病気なので、足を自分の手でさすることにより足から心臓への血流が良くなり、静脈瘤の発生を予防することができます。

また静脈瘤にたまった血液を心臓へと戻してあげることにより、静脈瘤の血液がなくなりすでにできている静脈瘤の改善効果もあるとされています。

②自分でできるマッサージの方法

セルフマッサージ
マッサージは専門のクリニックなどの医療機関で行っている場合もありますが、自分でも行うことができます。

マッサージのポイント

マッサージのポイントは下から上です。

足を下から上にさすることにより弁が壊れた静脈にある血液の逆流を抑制します。

また下から上へとさすることにより静脈から心臓への血液の流れを促進し、静脈瘤を改善することができます。

【リンパマッサージは効果的?】

リンパマッサージはリンパの流れにそってマッサージをすることによりリンパ液の流れを良くします。

そのため、リンパ液がたまることによってできたリンパ浮腫のときには非常に効果的です。

また、リンパマッサージも下から上に向かってマッサージを行うため下肢静脈瘤に対しても一定の効果はあると考えられます。

③マッサージと共に行うと有効な方法

ストッキング
マッサージだけでは予防に充分とは言えません。以下の項目も合わせて行い、より効果的に下肢静脈瘤を予防しましょう。

【弾性ストッキングの着用】
弾性ストッキングはふくらはぎから太ももにかけて適度な圧をかけることで足の血液の心臓への流れが改善します。

そのため、弾性ストッキングを着用することにより、足が圧迫され血液が足にたまりにくくなります。

特に医療用のタイプは圧迫力が強く、すでにむくみや痛みなどの症状を足に感じている方は、近くのクリニックなど医療機関を受診して適切な弾性ストッキングを処方してもらうと良いでしょう。

マッサージをして弾性ストッキングを着用することでマッサージによって改善した血液のたまりを維持しやすくなります。

最近はドラッグストアでも購入することもできます。

【運動やストレッチ】
運動やストレッチをすることにより、ふくらはぎにある筋肉のポンプ作用によって血液が心臓へと運ばれることを促します。

そのため定期的に運動やストレッチをすることにより血液が足の血管へたまることを防ぐことができ予防法としても効果的です。

マッサージと合わせて行うことで、より血液がたまりにくくなります。ただし、過度な運動は逆に血液が足にたまってしまいますので注意が必要です。

また長時間同じ姿勢でいることも重力によって血液が足にたまる原因となります。姿勢を定期的に変えるように気をつけましょう。

【食事】
食事にも気を付けることで下肢静脈瘤はより予防しやすくなります。

まず肥満は下肢静脈瘤の悪化につながるため、適切なカロリーの食事を摂ることが大切です。

またビタミンやポリフェノールは静脈の老化を防ぐ効果があると言われています。下肢静脈瘤を予防するためにビタミンやポリフェノールの多く含まれている食品を積極的に摂取すると良いでしょう。

④マッサージを機に起こる合併症・禁忌

指を指す男性医師
マッサージはそれほど危険な手技ではありませんが、一部の人は気をつける必要があります。

禁忌となりうる疾患

動脈硬化や糖尿病などにより動脈の血流が阻害されている方では、圧迫により血流が途絶えて足に治りにくい潰瘍ができたり壊死してしまう可能性があります。

また、重度の骨粗鬆症の方も骨が折れやすいため禁忌とされます。

禁忌をさけるには?

高齢の方は骨粗鬆症になりやすいため特に注意が必要です。

また、健康診断などで高コレステロールや尿糖を指摘されている方などは動脈硬化や糖尿病の危険があります。

健康診断などで指摘されている場合には必ず医療機関を受診しましょう。