湘南平塚下肢静脈クリニック ~秋好院長インタビュー~

2018.10.29

足がむくむ・疲れやすい、足の血管がボコボコしている、皮膚の色が変色してかゆい、そんな方はもしかしたら下肢静脈瘤かもしれません。

今回編集部では下肢静脈瘤の治療を行っているクリニックの先生にインタビューをさせていただきました。

平塚駅の北口・西口から歩いて3分ほどの便利な場所にある「湘南平塚下肢静クリニック」。私たちスタッフが診察終了後に訪問すると、おそらく疲れていらっしゃるにも関わらず、そんな様子は見せずに優しく丁寧に出迎えてくれました。

院長の秋好沢林先生は慶応義塾大学医学部を卒業後、外科医としてたくさんの経験を積まれています。海外の病院で研究者として世界の先端医学に触れたり、様々な資格を取得し平塚市民病院の血管外科部長として後進の指導にあたったり、そういった豊富な経験をベースにして、地域医療に貢献するという志のもと「湘南平塚下肢静脈瘤クリニック」を開業されました。

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今回はそんな秋好院長にインタビューのお時間をいただき、下肢静脈瘤のことやクリニックのことについて、色々とお話を伺いました。

下肢静脈瘤について

編集部
本日はお忙しいところ、ありがとうございます。
早速ではありますが、「下肢静脈瘤」について教えてください。
秋好院長
下肢静脈瘤は命に関わる病気ではありませんが、自然には治りません。原因が弁の物理的破壊によるものなので、壊れてしまうとどうにもならないんですね。ですから、治すためには私たち医者が手術によって治療を行う必要があります。
編集部
命に関わりがないということですが、治療しないとどうなりますか。
秋好院長
まだ、症状が軽いうちは手術を焦る必要はありませんが、放っておくとゆっくりと症状は進行していきます。
単純に見た目が悪いというだけでなく、血管に血が溜まっているので足がだるくなったり、色が黒ずんだり、場合によっては皮膚が壊死してえぐれたりします。こうなるともう手術をするしかありません。
編集部
手術と聞くと「びくっ」としますが、具体的にはどのようなものなのでしょうか。
秋好院長
当クリニックでの静脈瘤の治療方法は「焼灼術」、「ストリッピング術」の大きく2つに分けられます。詳しく説明すると長くなるので、簡単にそれぞれの特徴を説明しますね。
秋好院長
「焼灼術」は、針を使ってカテーテルを静脈内に挿入し、内側から血管を焼き潰して塞いでしまいます。傷が目立たず、痛みが少ないのが特徴です。「ストリッピング術」は、静脈内にワイヤーを通し静脈を引き抜きます。長い歴史を持ち、あらゆるタイプの静脈瘤に対応する方法が確立しているのが特徴です。
編集部
それぞれ特徴があるんですね。
秋好院長
当クリニックでは、レーザー機器の発達によって、ほぼ全例でレーザーでの治療が可能になりました。そのうち9割程度がふつうの焼灼術、1割程度がなんらかの工夫が必要な焼灼術です。
編集部
そうなんですね。
秋好院長
患者様の心身ともに負担がなるべく小さくなるような治療を心がけています。
編集部
それはとても安心です。下肢静脈瘤について色々とご説明ありがとうございました。

クリニックや診療方針について

編集部
突然ですが、ちょっと趣向を変えて、先生自身について質問させてください。
秋好院長
いきなりがらっと変わりますね。(笑)どうぞ。
編集部
先生のキャリアを拝見しますと、本当にたくさんの経験を積まれていると思うのですが、なぜ開業しようとお考えになったのでしょうか。
秋好院長
勤務医として忙しく充実した日々を過ごしていたのですが、もっと地域の方々の要望やニーズに応えることができるのではないかと、どこかで引っかかるものが常にありました。
秋好院長
自分が思い描いている医療を実現するためには勤務医としてではなく、開業医として患者様と向き合う方が良いのではと思うようになり、後進が十分に育ったタイミングで開業を決意しました。一言では言い表せない苦労もありましたが、今は直接患者様と向き合う時間も増えましたし、少しずつ自分の理想医療に近づいている気がしています。
編集部
平塚で開業されたのには何か理由があるのでしょうか?
秋好院長
もともと平塚の市民病院に勤務していたこともあり、この地域の血管外科のニーズが高いことやそれに対する供給が足りていないことを実感していました。それに、開業医は地域の中核病院との連携が必要不可欠だと考えています。そういった意味でも、私が勤務していた病院があり、勤務医時代のネットワークがあるこの地域で開業することを決めました。
編集部
なるほど。すごく納得しました。次にクリニックの特徴や診療方針についてお伺いできればと思います。下肢静脈瘤の診察はどんな流れでされるのでしょうか。
秋好院長
下肢静脈瘤ということで来院されても、実際そうでないことや下肢静脈瘤以外の病気をお持ちの可能性もあります。ですから、まずは全身の検査をします。そのうえで、下肢静脈瘤について詳細な検査を行い、その結果と患者様のご意志に基づき治療方針を決めるという流れになります。もちろん、手術や術後のフォローも行います。
編集部
ちなみに下肢静脈瘤以外で来院される方もいらっしゃるのでしょうか。
秋好院長
もちろんいらっしゃいますよ。一般内科の症状でいらっしゃる方が多いですが、より専門的な診察を必要とする際には連携する地域の医療機関や専門医へのご紹介なども行っています。もともと地域医療に貢献するという志を持って開業していますので、地域の方々の「かかりつけ医」として、また、地域医療の窓口としてお役に立てればと考えています。
編集部
最後に今後の展望などぜひ教えてください。
秋好院長
地域医療の新たなあり方や仕組みを模索していきたいと思っています。アメリカでは、開業医は外来で診察や小さな手術を行いながら、難しい手術が必要な場合は設備が整った施設に行って手術を行うことができます。
秋好院長
つまり、患者様からすればいつも診察してくれる先生に執刀をお願いすることが可能です。ただ、今の日本ではまだそうはいかない部分があります。そういった点を少しずつでもクリアしていければと思っています。
編集部
秋好先生、本日はお忙しいところ本当にありがとうございました。

編集部から

診療終わりのお忙しい時間にも関わらず、秋好先生には優しく丁寧にご対応いただきました。また、つたないインタビューにも関わらず、こちらの話に真剣に耳を傾け、意図をくみ取ってわかりやすく一つ一つご回答いただきました。しかも、帰り際には励ましのお言葉もいただき、本当に感謝の一言です。平塚周辺地域の「かかりつけ医」としてのご活躍を心から応援させていただきます。

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