足がむくんで痛い その原因とは?!

2018.05.26

さまざまな人が悩みを抱える「むくみ

いったい何が原因で、どうしたら解消できるのでしょうか。

足のむくみの原因は血液の流れ?

はてなマークが頭上にある女性
足は体の中でも最もむくみやすい場所と言われています。

むくみは血液の流れが悪くなっておこるということは聞いたことがあるかもしれません。

体には、血液以外にも水分があり、それらの水分がたまって膨らんでみえている状態が「むくんでいる」状態といえます。

むくみに関係する水分は大きく分けて3つです。

血液

血管という管の中を通ります。息を吸って取り込んだ酸素を肺の中にある肺胞という小さな袋が取り込みます。

酸素は血液に取り込まれ、心臓がポンプとして拍出(ドクンと一回動く)することにより全身の組織へと酸素を送り出します。

心臓から送り出される血管を動脈、組織から心臓へ戻る血管を静脈といいます。

酸素は動脈で水分とともに組織に少しずつ渡されていき、多くは静脈で水分とともに二酸化炭素や古くなったものを受けとり、心臓や内臓にわたり、息を吐いたりトイレで排出されます。

リンパ液

リンパ管という管を通ります。全身の組織の間に張り巡らされていて、組織と血管との物質の橋渡しの役割を担います。

リンパ管は血管よりもたんぱく質を通しやすいのが特徴です。

リンパ管にはところどころにリンパ節という節目があり、リンパ節ではリンパ管に入った細菌や異物をろ過したり除去するなどフィルターの役割をします。

また、「免疫」をつくる役割もあり、感染症やケガでリンパが腫れるというのはリンパ組織が多くの免疫をつくるために働いていることからおこるものです。

組織液(間質液)

血管から酸素やたんぱく質やその他さまざまな物質とともに組織へ送り出されたり、不要物を受け取るときに染み出した水分のことです。

血液とリンパ液を除く体液のことです。

むくみは、血液だけでなく、リンパ液の巡りが悪いときや、組織液が過剰になっているときなど、上記のどこに問題があってもおこることがあります。

足は、重力の影響で体の水分が足のほうにたまりやすいということと、心臓から最も遠い位置にあるため血液やリンパ液の流れが滞りやすいために最もむくみが出やすい部位です。

むくみ+痛みは病気のサインかも

足が痛い女性
むくみの原因はいくつかあります。

  • 運動不足(足の筋肉を使わない)
  • 座りっぱなしでいることが多い
  • 冷え
  • 塩分の取りすぎ
  • 内臓、循環器の機能低下・老化
  • 睡眠不足
  • 病気
  • 薬の副作用

などたくさんの原因があり、むくみは体の不調を知らせる「サイン」でもあります。

ここで注意を必要とするのが、「痛みを伴うむくみ」です。

特に、急激に強い痛みが出てきた場合や、同じ痛みが長引いている場合は注意が必要です。

痛みを感じるのはなぜか

医者の疑問
むくんで足がパンパン。それでも痛い人と痛くない人がいます。

その差はなんでしょうか。

足がむくんで痛い」と感じているのは、足ではなく脳です。

足から脳まで痛みを伝えるのは「神経」です。

足を触ったときに「足を触っている」と感じるのも神経、足に水をかけて「冷たい」、シャワーのお湯が「温かい」と感じるのも神経、つねったとき「つねられて痛い」と感じるのも神経です。

神経は大きくわけて4つに分けることができます。

  • TypeⅠ繊維・・・触った感覚を伝える
  • TypeⅡ繊維・・・触った感覚・おさえられた感覚を伝える
  • TypeⅢ繊維・・・温度の感覚・痛みの感覚を伝える
  • TypeⅣ繊維・・・痛みの感覚を伝える

この神経にはさらに特徴があり

TypeⅠ→TypeⅣにいくほど「感じやすい」という特徴があります。

よって、痛みは最も感じやすい神経ということです。

例えば、AさんとBさんの足が同じようにむくんでいるとしましょう。AさんとBさんの足を同じ力で押したとしました。

Aさんのほうは「押された」と感じます

Bさんのほうは「痛い」感じます

この差はどこからくるのかというと、痛みを感じるTypeⅣ繊維がBさんのほうがより敏感になっているということから生じます。

痛みを感じやすくなっている原因

指を指す女医
足がむくんだときに痛みを感じる人と感じない人の差は、痛みを感じるTypeⅣ繊維が過敏になってしまっているということをお伝えしました。

では、痛みに過敏になっている原因はなぜでしょうか。

  • 病気が隠れている
  • 肉体的ストレスが大きい
  • 精神的ストレスが大きい

感覚神経が過敏になっていることが多いです。

痛みを伴うむくみを即効解消!コツをおさえて!

先に述べた通り、急激な痛みを伴うむくみや、長期間にわたり痛みがひかない場合は病院の受診をおすすめします。
 
しかし必ず病気が隠れているわけではなく、生活習慣の見直しで治るものも多くあります。

そもそも病気になるのも生活習慣に原因があることが多いのです・・・

むくみを解消するにはその原因となる生活習慣を見直してむくみ自体を予防することが最も大事ですが、実際に「むくんで痛い」と感じてしまったときの対処法をお伝えします。

それはTypeⅠ・TypeⅡ繊維を意識したマッサージです。

おさらいです。

  • TypeⅠ繊維・・・触った感覚を伝える
  • TypeⅡ繊維・・・触った感覚・おさえられた感覚を伝える
  • 痛みは最も感じやすい神経

これらの特徴を考えて、効果的なマッサージをおこないましょう。

効果的なマッサージのやり方!!!

セルフマッサージ
まずは痛くない場所からマッサージする。

足がむくんで痛いといっても、足全体が痛いという人はほとんどいないと思います(全体が痛い場合は、病気の可能性があるので病院を受診しましょう)。

まずは、ソケイ部(足の付け根)~つま先・足の裏まで、痛くない場所のマッサージをおこないましょう。

この時気を付けるのは、痛みが出ない力加減でおこなう ということです。TypeⅠ・TypeⅡの神経のみを感じさせるつもりで、「痛くて効いている気がするまではいかないくらいの、「気持ちいい」と感じる程度の力でおこないましょう。

痛い場所を優しくマッサージする。

次に、痛みを感じやすい場所をマッサージします。

このときの力加減は、先ほどよりさらに優しくおこなうことです。

最初のマッサージがしっかり行えているひとは、ある程度痛みがとれていることが多いのですが、ここでまた痛みが出るくらいの強さでマッサージをしてしまうと痛みを伝える神経が反応してしまいます。

普段むくんでいるときに使っているTypeⅣの神経を休ませて、TypeⅠTypeⅡの神経に働いてもらうつもりで、優しくマッサージしましょう。

やり方は細かく覚える必要はありません。とにかく「優しく」を意識してください。

足の裏・つま先から、足の付け根に向かって流す、最後に足の先のほうから付け根のほうにむかって、裏面と前面をさーっとさすりましょう。

むくんでたまった水分は、皮膚のすぐ下にたまっているため、手を強く押しつけないように注意が必要です。

マッサージクリームがあると、滑りがよくなり皮膚を傷つける心配もないため、おすすめですよ。

着圧ストッキングも活用して

ストッキングを履いてマッサージ
マッサージをする時間がない!もっとお手軽に!という方は、着圧ストッキングを寝る前に履くのがおすすめです。

着圧ストッキングは、足首・ふくらはぎ・太ももの圧が異なるもののほうが、水分を心臓に向かって流しやすくなります。

各メーカーにより値段・素材・サイズ感も異なるため、ご自身に合ったストッキングを見つけてみてくださいね。